Wednesday, February 28, 2007

temblar


まるで、人生が地震のように揺さぶられているようだ。ここ数年充実はしているが、なんだか決まったフォーマットで淡々と日常が進んでいたのが、いつ頃からだろう"y's"ができたときくらいからだろうか、思わぬ方に物事が転び、自分も思わぬ反応を示すことばかし。何かが死んで、何かが生まれる。昨夜は、911のビデオづくりを途中抜けして行ったトライ会議から帰宅するとき、もうすぐ家というところで、路肩に停めた車が急にドアを開き、いつものように自転車で飛ばしていたぼくは、ちょうど肩の部分をきっかけられるような形で吹っ飛び、地面に叩きつけられた。痛みがひどくて夜はほとんど眠れなかった。一夜明けても、ショックで気がつかなかった痛みが体中いたるところにあることがわかり、ただただゆっくりして痛みをやり過ごして一日を過ごした。とりあえず今週いっぱいはお休みをもらった。思わぬ形で転がり込んだバケーション。
することもなく、このあいだ買って放っておいた『風の谷のナウシカ』コミック版をまたとりだして読む。ナウシカがオームと交流するとき、ほとんど涙がこぼれそうになる。ぼくが期待しているのは、なんらかの触れあいではなく、心を開いた触れあいなのだという、あたりまえのことに気づく。昔、毬藻さんの家で、酒を飲みごろ寝で迎えた朝、もうすでに何度も見たナウシカのビデオをまた見ている伊丹くん。何が終わって何が始まったのか?ぼくは何を得て、何を失ったのか。

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