Monday, July 16, 2007

それで結局....

それで結局、頂点に立ったのは、ブラジルだった。今日はちょっと見れなかったのだけれど。しかも録画も忘れたのでどんな試合だったかもニュースを読む程度でしか知りようもないのだけれど、スコアが3-0?なんでこんな一方的になるのだろう?ワールドカップのとき、ノリノリで予選を突破したのはいいけど、後一つ勝っただけでそれ以上行けなかった、あの結果からあまり学んでいないような気もする。
[Goles:1-0 (min 4, Julio Baptista) 2-0 (min 40, Roberto Ayala en propia puerta), 3-0 (min 69, Dani Alves)]
ブエノスアイレスの新聞は、選手の敗戦の弁を伝えている。<Clarín>リケルメのこの深刻な表情。「こんな風であってはいけなかった。しかし結果は見てのとおりだ。サッカーというのはこういった風に気まぐれなんだよ」。オウンゴールを献上してしまった、DFロベルト・アジャラ。

しかし、ドゥンガのこのコメントも泣かせる。「我々はブラジルサポーターのプライドを保つべくここに来たんだ。(ブラジルの)労働者は朝早く家を出て、夜遅くに帰ってくる。そんな彼らが満足を得られるのは、ブラジルが勝ったときだけなんだよ」

Sunday, July 15, 2007

タパチュラ

台風一過で、晴れ間が出ているので、自転車ででかけられるのが嬉しい。外へ出ると強烈な湿気。台風が運んできたどこか南の島の空気のよう。記憶が自然と検索して、過去のデータと一致させる。そうこれはどこか国境あたりの町に行ったときの感じと一緒だ。Tapachula,la ciudad frontera..タパチュラ。国境の町。むせ返るような湿気が、身体にべっとりまとわりついている。

Thursday, July 12, 2007

そして、アルゼンチン

そして、今朝は準決勝ののこりもう1試合。メキシコとアルゼンチン。前回のワールドカップからとても完成度の高いチームを作り上げてきたメキシコは、超英雄ウーゴ・サンチェスが代表監督になってさらに完成度が高まっている。(ぼくはちょうど彼が、レアル・マドリーで活躍している頃、メキシコでスペイン語を勉強していて、人気者で色んなコマーシャルに出ていたが、そのなかでも、歯磨き粉かなんかの宣伝で、にっこり白い歯を見せて笑っている姿が忘れられない)。
アルゼンチンも相変わらずのスター揃いで、なかでもビジャレアルからボカへ帰ったリケルメが、ワールドカップやチャンピオンズリーグで敗れて、周りから色々言われたり、さらに脅しを受けたりしたのにうんざりしていたのが、かつての姿を甦らせたような活躍で、チームも予選からここまで無敗できている。
おのずと、ガチンコの1点を争うゲームが予想されたのだけれど、リケルメのフリーキックからエインセが跳び蹴りで決めた1点目、後半に入ってのメッシの人を食ったようなループシュート。そのひとつひとつが、何か格が違うんだよって言っているようで、試合自体は悪くなかったのに、メキシコはどんどん元気がなくなっていった。リケルメはその後だめ押しのペナルティも決めて、この頑張り様は、やはりまたヨーロッパでやりたいっていうアピールだなって思ってみていると、marcaにレアル・マドリーがセスクを取り損ねたらリケルメを狙ってるなんていう記事が早速載っていた。
今回あらためて、南米選手権を見てると、このカップは今一番面白い試合をやるんじゃないかと思った。
ひとつは、やはり兄弟同士の争いなので、あいつには負けられないというプライドが懸かっている。そして、南米風の技を見せるサッカーを全体的に楽しむ雰囲気があって、姑息にそれをせこい手を使って潰しに行ったり、がちがちに守ってつまらない試合をしないようみんなが意思を統一しているような見える。
チャベスのもとで国が団結し始めているベネズエラ。いい仕事ができたんじゃないかと思う。
そうそう、ハーフタイムでサルサが流れてお姉さんが腰をくねらせていたのが映って、やっぱりこれじゃなくちゃなって思ったね。

Wednesday, July 11, 2007

ウルグアイ

これも恩寵と言うべきだろう。療養中のおかげで、サッカー南米選手権の盛りあがりをスカパー!にチャンネルに入ってるG+でじっくり観戦。今朝は準決勝の1試合目、ブラジルとウルグアイ。通算の対戦成績は互角らしいが、近年はほとんどブラジルが勝っている。
ぼくももちろんブラジルのサッカーは大好きだけれど、もともと強すぎるチームとか競技者にはあまり興味を惹かれない性分で、おのずとウルグアイを応援している。ウルグアイは、去年のワールドカップまでフォサッティという人が監督で、そりの合わない選手が多く、フォルランなんかも、奴が監督のかぎり代表には入らないと喧嘩してしまった。今年になってタバレスが復帰して、ほぼベスト・メンバーが組めるようになっている。
とくに、ビジャレアルからアトレティコ・マドリーに移籍が決まったフォルランは、今大会好調で、今朝の試合でも同点のゴールを決めた。(Goles: 0-1, m.13: Maicon. 1-1, m.45+4: Diego Forlán. 1-2, m.45+8: Julio Baptista. 2-2, m.70: Sebastián Abreu)
試合は、2対2となって、PK。胃の痛くなるようなPKで、ほとんど手のひらに入っていた勝利が、パブロ・ガルシア、ルガーノがはずしてスルッと逃げてしまった
それでも、ウルグアイは、ほとんど代名詞のようになっていた汚いプレーもないし、繋がりがあるとても素敵なチームに仕上がっていた。これからが楽しみ。

ウルグアイ、ウルグアイと呟いていると、そういえばボルヘスにウルグアイを詠った詩があったと検索してみると、すぐに見つかった。やっぱり最近はすごく便利になったね。Montevideo Jorge Luis Borges

Tuesday, July 10, 2007

雪のブエノスアイレス

南半球にあるアルゼンチンは週末から寒波に見舞われているそうで、今日ブエノスアイレスでは雪が降ったらしい。なんと89年ぶりということ。これも世界のあちこちで言われている異常気象の一つなんだろうけれど、新聞の論調はざっと見たところ、そんなに悲観的なものはなく。雪がめずらしくみんな通りに出てお祭り気分になっている、なんていうのが多い。(写真はその89年前のブエノスアイレス。1918年7月22日)。
今はもう抜けてしまった利用者の人が、オハイオの大学へ留学していたことがあって、そのときのクラスメートのペルー人の人へメールを打つように頼まれたことがあった。抜けた今でもたまにメールをやり取りしているのだけれど、リマに住む彼女は、いつでも気候がおかしくなっていると、詳しい天気のことなどを書き送ってくれる。ニュースだけではなく、そうした、人が直接感じた感想を聞くと、世界の様相はまた少しちがったものになる。

Saturday, July 7, 2007

ハグの効用

昨夜の『探偵ナイトスクープ』は、「“ナイトスクープアカデミー大賞”今夜発表!」という企画で、この1年インパクトのあった放送から、様々な賞を与えるといったものだった。「主演男優賞」に選ばれたのが若い男の子で、大阪の町中で、プラカード持って、道行く人に「ハグしませんか?」と声を掛けていき、緊張していた町の雰囲気が、ハグの波が拡がっていく毎にだんだんほぐれて、ピースフルなものに変わっていくような番組になっていた。なかなか感動的で、日本の若者なかなかやるなとか、自分がこれまで「ハグ」した感覚などを思い出したりした。

それで、何とはなしにGoogleで「ハグ」と入れて検索していると、アルファ・ブロガーで有名な極東ブログの記事が引っかかった。記事は、オーストラリアから始まったFree hugsという運動?を取りあげていて、そこで紹介されてるYoutubeの映像を見ると、昨夜の番組でやっていることとほとんど同じだったので、いくぶん興ざめして、なぁ~んだ、といった感じ。




それは、さておいて、ぼくが最後にハグをしたのはいったいいつだったかと思い出していると2年前のちょうど今頃の季節、クトが京都に来て、プエルトリカン・パワーとSony Musicの内輪向けのライブをした翌朝お別れしたときだった気づく。日本にいて、日本人とハグすることは、まぁまずないだろう。クトとは電話の連絡はかなり前からあったのだが、会うのは初めてだった。しかし想像していたのとまったく同じ厚い胸板で、その抱擁感もまったく想像していたとおりだった。縁がある人との縁の必然性のようなものを感じた瞬間だった。ぼくがラテンアメリカにはまった理由のひとつは、おそらく「ハグ」の魅力だったのではないだろうかと思う。スペイン語では"abrazo"という(abrazame...)。人と人との感情を合わせる自然さがあっちにはあって、あそこで自分は生きていた感じがしていたのだとあらためて思う。それを忘れてどれくらい経つ?
疲労してしまうのも無理もないだろう。

Friday, July 6, 2007

Faces

肉離れは、なかなか遅々として、すんなりとは治ってくれないが、少しは人間らしいスムーズな動きも少しずつできるようになってきて、もうしばらくといったところか。しかしこの怪我はある意味恩寵でもあり、経年の疲労というか身体の芯に溜まった疲れを解消してくれる、いい休暇を与えてもくれている。ちょっとした人生のリセットといったところか。
録りためていたカサベテスの『フェイシズ』。1968年のアメリカ映画。今回WOWOWで特集するまで、カサベテスの作品は『グロリア』しか見たことがなくて、『グロリア』はもちろん気に入っていたのだけれど、今回の特集にはちょっと驚いている。時代が、オルタナティブなものや実験的なものを許容していたり求めていたりもしていたとはいえ、ここまで「自分」の映画を撮ることができていたというのは、ちょっとびっくり。ロッセリーニの『イタリア旅行』を思い出させるのだけれど、だとすると、ヌーベルバーグの他にもう一人の子供がアメリカに生まれていたということか。