
しかし、こんなことでもなければ、最近わざわざ大阪まで出ることはほんとうに少なくなった。たいていのことは身近で済ませられるし、必要があってそれが神戸で間に合う用事だったら間違いなく神戸に出る。映画も最近は、ほとんど神戸。こぢんまりしてあるときは刺激がなかったりすることもあるけれど、確実に落ち着ける。
梅田に出る電車から外を眺めていて、ひさしぶりだなぁって思いながら、ここまで極端に大阪に出なくなったのは、やはり阪神大震災からだったと思い出していた。震災当初、最寄りの甲子園から西は完全にストップしていて、それ以東と被災地とを分けていた。震災をきっかけに、やはり自分は関西人というより、阪神間の人間だと強く思うようになった。震災から何日かして、大阪に出ると、阪神百貨店の地下では「北海道物産展」のようなものが当たり前にやっていて、電灯が煌々と輝いていた。ライフラインが断絶してしまっている被災地とのあまりの落差に驚いてしまった。あの奇妙な違和感は今でも忘れられない。
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