Monday, March 19, 2007

temblar(4)


「揺れる」シリーズつづき。写真は1990年、たぶん8月くらいのグァテマラ、アンティグアの町の風景。アンティグアはグァテマラのかつての首都だった町だったが、1773年の地震で崩壊。今でも写真のように崩れたままの教会が町のあちらこちらに放置してある。
 Las películas de mi vidaでは、地震学者だった主人公の祖父はグァテマラの隣国エル・サルバドールの地震の調査中被害にあって亡くなる。Las películas de mi vida、『わたしの人生の映画』という意味だが、前回書いたように、幼少期をロサンジェルスで暮らした主人公のチリ人地震学者が、東京への出張旅行中、トランジットのロサンジェルスでDVDを借りてかつて見た映画を見ながら過去を振り返るという内容。
たとえば、一番最初の『野生のエルザ』はこういう風に紹介される。
「『野生のエルザ』は、四人で観た。聞いた話しによれば、車に乗って、滝のある墓地の麓にあるカーバー・シティにほど近いdrive-inだった。drive-inには、若者たちがセックスをしに行ったり、ベビーシッターを雇えない、まだ子供の小さなカップルがよく行っていた。覚えているのは、ただライオンたちがサバンナを駆けまわっていたことだけだ。おそらくそれすら忘れているだろう。有名な主題歌はよく知っている。たぶん歌詞も覚えている。なぜ父と母がライオンたちの映画を観に行ったのかはわからない。おそらく、誰も英語がよく分からなかったからだと思う。定かではないが。その頃は母、木製のパネルのついた古いポンティアックのバンを持っていた。50年代の遺物で、祖父が送った金で買ったものだった。後部にベッドと毛布が備えてあったのを覚えている」。

さて、ぼくの「揺れ」は止まったのだろうか?今日は新月。すべてが新月から新月のあいだに起こったような気分。お世話になった人にはお礼とお別れを言って、起こったことはもう置いていこう。何かが終わって何かが始まる。これは終わりの終わり。おそらく3年弱ほどのサイクルが閉じたのだろうと思う。明日からはすべてが新しくなる。

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