Saturday, December 15, 2007

Comicopera

iTunes music storeをうろうろしていると、ロバート・ワイアットが、新譜を出しているのを発見。前作Cuckoolandが、2003年のリリースだから、4年ぶりのアルバムということになる。そのままクリックしてダウンロードしたのは言うまでもない。
ブライアン・イーノ、ポール・ウェラー、フィル・マンザネラが参加し、ワイアットの自宅と、マンザネラのスタジオで録音されている。ワイアット自身はもうすっかりスタイルが完成されているアーティストだから、誰がゲストで参加しているといってそれがどうというわけではないだろうけれど、たしかに興味深いメンバーだと思う。タイトルのとおり、アルバムは3幕の劇仕立てになっていて、それぞれ"Lost In Noise""The Here and The Now""Away With The Fairies"とタイトルがついている。3幕目はイタリア語とスペイン語で歌われていて、最後の曲はキューバのソン。ゲバラに捧げる歌になっている。
しかし、これは恐ろしいアルバムだと思う。ワイアットだからいいとか悪いとか言うことなく聴くんだろうけれど、ほんとに心の底から感動した。音楽への信頼を取り戻せたことと、まだこうして感動できる自分に少しホッともした。
何トラック使ってるのか分からないくらい、様々な楽器がコラージュされて、かなり作り込んであるはずなのに、聴いた感じはどちらかというとアコースティックな自然な感じがするの不思議。
消費しちゃわないように、ゆっくり聴きたいね。
UKの主要なメディアからもレビューが出ている。"Independent""Gurdian""BBC"

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