Sunday, October 21, 2007

ウィングスタジアムへ

昨日は午後から、神戸のウィングスタジアムへ、ヴィッセルと横浜FCの試合を観に。現在メインストリーム協会が中心にやっている「西宮の介助制度をよくする会」では、バリアフリーなどの‘まちづくり’に取り組んでいて、阪神や阪急の事務所や営業所に出かけていって、駅の改善やノンステップバスの導入を要望したりしている。今甲子園球場は大幅なリニューアルの最中で、よくする会も、車いす席の数を増やすことなどを提言するつもりで、今回の観戦はそのために、「よくできた」スタジアムを見学しておこうという趣旨のためのものだった。
このスタジアムは、障害者を毎試合何人か無料で招待していたりして、案内をボランティアのおじさんたちが熱心にやっている。ぼくらも昨年は何回か足を運んだ。

夕方近くから気温がだんだん下がってきて、このスタジアムはもともとどこかから風がやってくるので、寒さに輪をかけていた、今年は暑かったのでなかなか夏の気分が抜けないのだけれど、さすがにもう冬の支度をしないといけないなと感じるような気候だった。試合は、3−0でヴィッセルの快勝だった。ここのところ調子のいい大久保は無得点だったが、彼がうまくディフェンダーを引きつけていたこともあって、ミッドフィルダーとディフェンダーの選手が点を上げていた。

帰りは地下鉄を元町で降りて、いつものように、丸玉食堂でビールを飲みながら夕食。いよいよ出発の日が近いことをぼんやり思いながら、忘れている買い物のことを考える。今回の旅は、人生の流れを少しばかし変えたかったからだったけれど、いつ人は旅に出るのか?と考えてみると、それは旅に出ると決めたときだろうと思った。実際ぼくの人生も少しニュアンスを変えつつある。

以前グァテマラのプエルトバリオスという港町で、一人中華料理屋でチャーハンか何かを食べていたことを思い出した。突然停電になり、そのへんのテーブルで食事をしていたグァテマラ人たちは、闇に紛れてどんどん店から逃げようとする。店の娘さんは、なにか分からない言葉で怒鳴り声を上げてシャッターを下ろし、客が店から出られないようにして抵抗している。
どこか丸玉の娘さんがそのときの女の子にそっくりだと思いながら、チャーハンを食べた。

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