夕方、週末危篤になった利用者の方のお見舞い。
想像していたより、穏やかな顔をしていたので、なんとなくほっとした気持ちになる。偶然一緒になったまだ若い介助者は、それでもやはりショックだったらしい。ああいう風に何本もの管に人が繋がれているのを見るのも初めてだそうだから無理もない。ぼくは、こうした仕事で色んな人の死にも立ち会うようになって、なんとなくこうしたシチュエーションにも慣れてきつつある、のがいいのだろうか悪いのだろうかと考えてみる。
病院は、西宮から武庫川を越えて尼崎に入ってすぐのところにある。病院の方へ左折して、大通りではなく地元の人が通る、それと平行した路地へ入ってみると、そこはもう何か外国へ行ったような気分。風景がすべて初めて行く町で見るようなものに見える。最近仕事が詰まっていて余裕がないのと、イベントの準備で時間が取られたりもしているので、休みの日も家にいたりして、あまり変化のない生活になってしまっているので、こんなちょっとのことでものすごく解放された気分になれる。旅に出るとは、脳を作っているソフトウェアを、一時書き換えてみることなんだと思う。何も、外国へ行ったりすることだけでは、もちろん、ない。
más allá de la corriente、流れの向こう側にあるものを、もう一度捜してみる。
No comments:
Post a Comment