Tuesday, June 17, 2008

A Costa Rica

では、ちょこっとコスタリカ&グァテマラへ行ってきます。コスタリカでは、ほとんどパナマ国境の町まで行く。まるで、どさ回りの一行みたいだ。

今読んでるガヤトリ・スピヴァクの『スピヴァク みずからを語る』から。

....でも私が見つけた対処の仕方は、これはけっして、みなには勧めません、コスモポリタンになるのではなく、多くの家を見つけるというものです。ある場所に入って、その場所に属するようになるわけです。ばかげた話があるんです。私は外国で道を聞かれるんです。ちょうど着いたばかりで、言語もわからないし、サリーを着ているのに。なぜでしょうか。私のなにかが、そこに住んでいるのを示すに違いありません。

Friday, June 6, 2008

液晶絵画

昨日たっぷり降ったので、今日は朝からいい天気。
午前中、自転車のお掃除をしていると、ちょうど注文していたタイヤが届いたので、そのまま流れでタイヤを填める。新しいタイヤと金属部分の油汚れもすっかりとれて気持ちいい。

昨日、利用者の人について枚方の病院まで行った帰りに、京阪の駅で「液晶絵画」という展覧会の掲示を見つけ、面白そうなので、夕方から中之島にある国際美術館まで行ってくる。阪神福島から歩いてすぐ。液晶の画面をキャンバスに見立てた作品の展示。ブライアン・イーノやビル・ヴィオラといった欧米の大御所に混じって、中国の若い作家、ヤン・フードンチウ・アンションといったアーティストの作品が面白い。なんとなく聞いていたけど、中国は、アートも元気だ。中国大陸は表現の宝庫で、まだまだ行き詰まることがないと思った。

雑誌で見たタベルナ・エスキーナというスペインバーが近くだったので、帰りに行ってみる。接客のいちいちがなんとなく気に入らない。タパス2、3品食べてそうそう引き上げる。

もう少し何か食べようかななどと思いつつ、ふらふら梅田まで歩いた。途中、人通りも少なくなり寂れた感じが。昨年行ったダラスの街で、以前は人も歩いていなかった地域が再開発で小洒落たレストランなどが出来ていたのを思い出した。誰かが考え、誰かが投資して、タダみたいな土地の値段が上がって誰かが儲けている。ここも同じなんだなって考えているとじきにJRの駅に着いた。

『移動の技法』#13

ひとつの映像。窓際に佇むひとりの若い男。灰色のウールが弱い光に浮かんで背景に溶け込んでいる。そう、夜は明けたのだ。人々と車はふたたび動き出したのだ。(馴染みの両替屋が遠くに小さく見えている)。そして友はやはり来なかったのだ。そして彼はひとりでサンティアゴに帰るのだ。彼はなぜバッグを持って扉を開けて出ていかないのだろう。(ひとつの映像....)。あるいは、その木の椅子に腰かけないのだろう。それともベッドにうつぶせになってそれを愛撫しないのだろうか。(ひとつの....)姿勢。垂直の、。視線。なにも映さない、。可能なことは背後にあって彼には見えず、薄いガラス板の冷たさだけが現実を表現している。投影されたその映像。いちまいのガラス板。それが真空の空に変様するとき。部屋。ひとつの、。

Sunday, June 1, 2008

Alma

先週木曜に中米を襲ったサイクロン「アルマ」。
各地でかなり被害が出ている模様で、とくにニカラグアではかなり被災者もいるようです。今月後半訪問するコスタリカでも、橋などが流されている様子で、ぼくらが行く予定のペレス・セルドンまで向かうパンナメリカン・ハイウェイが閉鎖されていて、復旧まで最低一週間かかるそう。大丈夫か?